今日ITRAのサイトを確認したら、大雪山ウルトラトレイルの結果が反映されてました。
無事4ポイントになってます。
自分はどうしてもこの4ポイントが必要ってわけではなかったけど、来年STYやUTMFに挑戦しようと計画を立てていた方にとっては本当に良かったと思います。
基本的に大きい大会のエントリーは半年から四ヶ月前くらいで終わってしまうので、ポイント取れなかったからと行って代替レース探してもエントリーできないことがほとんど。
特に今年はONTAKEが中止、ITAMUROもポイント対象外となってしまったので、5ポイント、6ポイントの対象レースが少ない。
9月の天候次第では、もっと対象大会が減る可能性があります。
トレランはただでさえ当日の天候に影響されやすいうえに、出場には抽選もあったりして、その中で出たい大会によってはポイントを貯めないといけないのでちょっとめんどくさい。
ある程度レースの難易度に応じて走力の担保が欲しいっていうのは分かるけど、もうちょっとなんとかならないかなと思います。
パフォーマンス値がフィニッシャーポイントを超えていたら、ポイントなくてもオッケーとかでいい気がするけど。
とは言ってもルールの中でやるしかないので、UTMBに向けてポイント貯めますよ。
前置きが長くなってしまいましたが、今回はITRAのポイントについてざっくりとまとめてみました。
そもそも ITRAとは
International Trail-Running Associationの略で、日本語にすると国際トレイルランニング協会のことです。
協会の趣旨はトレイルランニングの発展やランナー保護など。
ITRAのポイントとは
ITRAのサイトではエンデュランスポイントと記載されていて、一般的にITRAのポイントと呼ばれているもの。
ITRAにポイント申請したい大会主催者がGPSデータを提出し、距離と獲得標高から算出したポイントのことで1~6段階に振り分けられます。
UTMFは12ポイント、STYは5ポイント、UTMBは15ポイントなど、大会の参加基準として使われています。
ポイント申請は強制ではないため、申請しない大会もたくさんあります。そこらへんは大会主催者の考え方次第。
申請しているから良い大会、してないから悪い大会ってわけではないです。
自分でもポイントの計算は簡単にできますが、2019年から新基準となるので気になる方は自分で調べてみて下さい。
大会主催者が発表している距離/累積標高と、申請データの距離/累積標高が違ったりすることがあるので、本当に何ポイント獲得できたかはITRAのサイトに掲載されるまで油断できないと思う。(2016年と2017年で同じコースを走ってるのに、2016年は5ポイントで2017年は4ポイントということもあった)
自分の獲得ポイントは
まず前提としてポイント申請していない大会もたくさんあるので、ポイントが必要な人はエントリー前に要確認です。
ポイント申請している大会の場合は、大会終了後1ヶ月以内くらいでITRAの公式サイトのマイページに掲載されます。
ポイント対象になっている大会に出たことがある人は、自分のページがあるはずなので探してみて下さい。
探し方は、めちろんさんのサイトが分かりやすくまとめて下さっているのでどうぞ。
ITRAサイトの活用法
パフォーマンス値という、出場した大会結果から自分の総力を数値化したものがあり、総合力や距離別で可視化されています。
GENERALの欄が総合値。あとは距離によってXXLからXSまで分類されています。出場レースが少ないので数値化されていないカテゴリーもありますが、これを見れば得意なカテゴリーや苦手なカテゴリーが分かるようになっています。
また大会別のITRAポイントやマウンテンレベル、フィニッシャーポイントを調べることもできます。
(左からITRAポイント、マウンテンレベル、フィニッシャーポイント)
マウンテンレベルは、傾斜の割合、登りの距離、平均標高などから算出したポイントで難易度を1~12段階で表したもの。数字が大きくなるほど難易度が高い。
フィニッシャーポイントはコースの制限時間から計算されたポイント。自分のパフォーマンス値がこれを上回っていれば完走できる可能性があるという感じで、完走できるかどうか微妙な大会に出るときの検討材料にできます。
その他に自分の世界ランキングやアジアランキング、日本ランキングも出るので意外と面白いです。
まとめ
ざっくりと簡単にですがITRAについての解説は終わり。
もっと細かく知りたいという人はググって下さい(笑)。
国内のレースでITRAのポイントを出場基準にしている大会はUTMF以外にない(自分の記憶では)し、参加資格が3年で12ポイントなので出たい大会に出ていれば自然と資格はクリアできると思う。
ただUTMBは2年で15ポイント必要なので、これに出たい人は計画的に貯めないと難しいかなという印象。
ポイントにこだわって大会に出るのも一つの楽しみ方だけど、登りたい山、見たい景色、走りたいコースなど大会そのものを楽しむことが前提としてあれば、コース変更になってポイントが下がってもそんなに気にならなくなるので、個人的には出たい大会に出るのが一番かなとは思います。
とりあえず週末は、2年連続で富士登山競争の0次関門を突破できなかった腹いせと上州武尊に向けての練習で富士山登ってきます。