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【独断・偏見】エナジージェル比較【マラソン・トレラン】2018.5更新

-2018.5月28日-
WINZONE、アスリチューン、ハニーアクション、宮崎エナジージェル、エナジーサウルスジェル追加。
まとめメージの商品名にメーカーサイトのリンク追加。
マグオンのメーカー名をシーオスからセロトーレに変更。
上記ジェルをまとめに追加。

ウルトラ、トレランを走るようになってからエナジージェルを買う機会が増えたので、備忘録的にまとめてみました。

ネムネムの好みが色濃く反映されていますのであしからずご了承を。

少しでも読んでくれた人の参考になれば嬉しいです。


評価基準

ロングレース時のエネルギー切れ、ハンガーノック回避が目的で1個辺り100kcal以上が目安。

味、携帯性、価格の3項目を5段階で評価。
(2018.5月の更新でWINZONEが美味しすぎたので味だけ6を追加)

味の基準は美味しいか美味しくないか。疲労時でもストレスなく補給できる味なのかどうか。そして水なしの単独でも飲め味わいなのかどうか。
水の量が限られているトレランでは補給のタイミングが縛られるので、水の有無は結構大きなポイント。これらを踏まえて味として評価。

携帯性はサイズ感、持ち歩きやすさ。もちろん小さければ小さいほど評価は高くなる。
また開けやすさも重要な要素で、どれだけスムーズに開封できて補給できるのか。それも踏まえて携帯性を評価。

価格はそのまま価格。1回のレースで20個くらい持っていくこともあるので、安いに越したことはない。お店によってマチマチだと思うのでアマゾン価格を参考に。

効果に関しては人それぞれ感じ方があると思うのでそこは敢えて触れません。純粋にエネルギーを補給して、ハンガーノックやエネルギー切れを回避することが目的です。

こんな感じで独断と偏見でまとめました。

ワンセコンドCCD(グリコ)

携帯性 価格 カロリー
5 2
(86g)
4
(205円)
165kcal

【味】
味は「レモン」と「ライチ」の2種類。サラサラしていて甘さも控えめのため非常に飲みやすい。水なしでも余裕。他にBCAA配合のグレープ、HCA配合のオレンジもある。

【携帯性】
キャップ式のため一度で全部飲み切る必要がなく、1つで複数回に分けての補給が可能。
しかしキャップの分だけ他の商品より大きくなるので携帯性は悪い。ザックの小型ポケットに収納する時もキャップ分はみ出る。

【価格】
比較的安く販売店も多いので手に入れやすい。

【総評】
一時期飲みやすさから重宝していたが大きさが気になるのと、1度で全部飲みきってしまうのでキャップのメリットが感じられずレース中の使用回数は減。
ストレスなく飲める味なので、アミノバイタル同様レース前後の補給やドロップ地点などでの補給におすすめ。
アミノバイタルより小さくカロリー効率が良いので、スタート30分前に飲む用として常備しています。

アミノバイタル パーフェクトエネルギー(味の素)

携帯性 価格 カロリー
5 1
(130g)
4
(204円)
180kcal

【味】
「グレープフルーツ味」の1種類。非常に飲みやすく水なしでも余裕でクセがなく飲み慣れている味。ただし疲れている時に刺激が欲しい人は物足りないかも。

【携帯性】
ワンセコンドと同じくリキャップが可能。しかしワンセコンドより大きくさらに携帯性は悪い。

【価格】
安くて販売店舗も多いので手に入りやすい。

【総評】
限られた収納スペースを効率良く使おうと思うと持って走ることはしないが、レース前後やドロップバッグに入れてゆっくり補給する時におすすめ。

ザバス ピットインエナジージェル(明治)

携帯性 価格 カロリー
2 4
(69g)
5
(176円)
170kcal

【味】
味は「ウメ」、「栄養ドリンク」、「ピーチ」の3種類。Shotz、PowerGelほどではないがややドロ甘感がある。個人的には水は必須なレベル。

【携帯性】
キャップ付きの割には小さく携帯性良し。

【価格】
安い。販売店も多いので容易に手に入る。

【総評】
サイズ感やカロリー効率は良いが、その分味は海外製品に近い甘さがある。キャップ式でもこのサイズなら携帯時の煩わしさは少ない。

メダリスト エナジージェル(アリスト)

携帯性 価格 カロリー
4 3
(45g)
3
(266円)
106kcal

【味】
味は「リンゴ」、「グレープフルーツ」、「ブドウ」の3種類。個人的にはブドウ味が好き。こちらはジェルよりもゼリーという表現の方が近いかも。
ツルっと飲めて後味もスッキリしているので、水無しで補給できる。

【携帯性】
本体がクニャクニャ曲がるため走っている時の片手補給は難しいが、コツを掴めば歯でちぎっての片手補給も可能。
他のジェルと比べると大きく感じるが、薄いのでポケットに入れても気にならない。ザックの小型ポケットにも押し込める。

【価格】
標準的な価格。

【総評】
ウルトラランナーとして有名な岩本能史氏がプロデュースしたエナジージェル。薄型なのでそこまでかさ張らないが、個人的にはもう少しコンパクトになると嬉しい。
ゼリーっぽくて食感が異なるので、他のジェルと組み合わせやすい。

Mag-on(シーオスセロトーレ)

携帯性 価格 カロリー
4 4
(41g)
1
(302円)
120kcal

【味】
「レモン」、「グレープフルーツ」、「アップル」、「ウメ」の4種類。レモンはカフェイン配合。
少し甘さは感じるがShotzやPowerGelほどではなく、慣れれば水なしでも飲める。甘すぎず薄すぎず酸味もあってバランスが良い。どの味も美味しく飲めるが、特に好みなのはグレープフルーツ。

【携帯性】
ShotzやHONEY STINGERと比べると若干大きいが携帯性は充分。薄くてそこそこ小さいのでポケットにも3つくらいは放り込める。
メダリストと同じく片手補給はコツがいるが、慣れれば問題なし。

【価格】
他のエナジージェルと比べると高い。

【総評】
カフェイン入りのレモンとその他3種類あるので、飽きることなくローテーションが可能。
味と携帯性でバランスが良いので現在はMag-onをメインで使用してます。見た目も良いが、値段が高めなのがネック。

メイタン・サイクルチャージ(梅丹)

携帯性 価格 カロリー
2 4
(40g)
2
(285円)
116kcal

【味】
他のジェルと違い甘味は控えめだが独特の味。後味はサラっとしているので口に残る感じはない。
個人的には飲みにくい味。

【携帯性】
薄いくて小さいので携帯性は高い。切り口も紛失しにくい印象。

【価格】
やや高め。販売店も多く入手は容易。

【総評】
ウリである梅肉エキスが強いのか他の商品とは一線を画した味わい。好き嫌いが分かれそうなので、練習で試してから本番で使った方が良いかも。

Shotz(ショッツ)

携帯性 価格 カロリー
1 5
(45g)
4
(226円)
117kcal

【味】
「レモンライム」、「コーラ」、「ワイルドベリー」、「マンゴーパッション」、「コーラバニラ」、「カプチーノ」、「グリーンプラム」の全7種類。そのうち「コーラバニラ」、「カプチーノ」、「グリーンプラム」はカフェイン配合。
ドロっとした水飴のような甘さがあるので、好き嫌いがハッキリする。自分の場合は水がないと飲めず、最初は重宝していたが味に馴染めず最近は疎遠。
グリーンプラムが飲みやすいという記事を良く見るが、個人的にはマンゴーパッションが飲みやすいと思う。

【携帯性】
本体がグニャグニャしないので走りながらの片手補給も容易。パッと見て味の区別も付きやすい。

【価格】
個人輸入をすれば200円を切る値段で買えるし、アマゾンで買っても比較的お値打ち。
レース当日でもブースで売っていて手に入れやすい。

【総評】
エナジージェルといったらShotzをイメージする人も多く使用率は高い。
値段もお手頃で携帯性も抜群、バリエーションも豊富なので味にさえ慣れれば強い味方になる。

PowerGel(パワースポーツ)

携帯性 価格 カロリー
1 5
(41g)
3
(247円)
120kcal

【味】
「レモンライム」、「バナナ」、「グリーンアップル」、「トロピカルフルーツ」、「梅」の5種類。グリーンアップルのみカフェイン配合。
ネットリとした強烈な甘さで、水で流し込んでも口の中に残る甘さがある。水と一緒に補給しないと自分は飲めないが、水と一緒に飲んでも暫くの間口に違和感が残る。

【携帯性】
容易に片手補給が可能。先が細くなっているため味は別として飲みやすい。

【価格】
どこのスポーツショップでもだいたい扱っているし、レース当日のブースでも売っているので入手は容易。

【総評】
Shotzと同じく外国製だけあって、日本人には馴染みのない甘さの味。個人的にはShotzの方がまだ飲みやすい印象。
Shots、HONEY STINGER同様、中身が手や服に付くとベトベト感ハンパないので取り扱い注意。Shotzと同じく味にさえ慣れれば有り。

HONEY STINGER(ハニースティンガー)

携帯性 価格 カロリー
2 5
(32g)
3
(264円)
100kcal

【味】
「はちみつ」、「ジンセン(コーラ風)」、「フルーツスムージー」、「アサイー」、「バニラ」、「ストロベリーキウイ」、「チョコレート」、「マンゴーオレンジ」の8種類。
他の海外製と同じくドロ甘タイプだか、どの味もはちみつが配合されているからかShotz、PowerGelより飲みやすくドロ甘系の中では優しい甘さ。水は必要。マンゴーオレンジが好き。

【携帯性】
片手補給が可能。

【価格】
Shotz、PowerGelと比べると手に入れにくいが、専門店ならだいたい売っている。

【総評】
ドロ甘系の中では1番飲みやすいので、レース中のサブとして使っています。

CLIF SHOT(クリフバー)

携帯性 価格 カロリー
2 5
(34g)
3
(255円)
100kcal

【味】
確認できるもので、「ダブルエスプレッソ」、「シトラス」、「チョコレート」、「ストロベリー」、「ラズベリー」、「バニラ」、「モカ」の7種類。「ダブルエスプレッソ」と「シトラス」はカフェイン入り。
PowerGelやShotzと比べると甘さは控えめだがネットリとしている。ShotozやPowerGelより固形物に近い。ダブルエスプレッソが好き。

【携帯性】
サイズはドロ甘系とほぼ同じサイズ感だが、切り口が本体から切り離れない工夫がしてあるのでゴミになりづらい。本体右側にスリットが入っていて、飲み口を全部切り取っても本体と繋がった状態になる。

【価格】
価格は普通だが販売している実店舗、ネット店舗ともに少ない。

【総評】
切り口がゴミにならない工夫はスゴイ。

WINZONE (日本新薬)

携帯性 価格 カロリー
6 3
(58g)
1
(306円)
146kcal

【味】
味は「パイナップル風味」の一種類のみ。
かなり美味い。エナジージェル独特のまったり感がなく、後味も驚くほどすっきり。水無しでも補給できる。
今までのジェルとはワンランク違うと思ったので、5段階評価の中あえて6点を付けました。

【携帯性】
サイズはメダリストとほぼ同じ。

【価格】
値段はやや高め。一般的なお店では見かけたことがないので、やや入手するのが難しい。アマゾンかメーカーサイトから購入できます。

【総評】
さすが日本の医薬品メーカーが開発したエナジージェル。後発だけあって他と比較して格段に美味い。
これはレギュラー入り確実。
しかもクエン酸とマグネシウムが同時摂取できるのは世界初らしい。(メーカー談)
味のバリエーションとカフェイン配合があるとなお良い。
サイズ感がもう少し小さいと文句なしかなーと思っていたら、2018年5月15日にリニューアルされ、味は更に爽やかに、重量は42gに、カロリーは115calに変更になったみたいです。まだ試してないのでゲットしたら更新します。

アスリチューン ポケットエナジー(㈱隼)

携帯性 価格 カロリー
4 3
(47g)
3
(270円)
105kcal

【味】
味は「グレープ味」と「オレンジ味」の二種類。
個人的にはオレンジが好み。食感などはメダリストに似ているが、後味はこっちの方がスッキリしている。普通に美味しい。

【携帯性】
サイズ感はメダリストとほぼ同じ。もう少し小さいと使いやすい。

【価格】
値段は標準的。アマゾン、楽天でも販売有り。その他メーカーサイトからも購入でき送料も無料(2018.5月時点)。

【総評】
他に運動前に補給する「エナゲイン」、運動後に補給する「スピードキュア」というシリーズも有る。
パッケージの雰囲気と違って飲みやすい。ネットリしてないゼリータイプなので、ジェルが苦手な人にもおすすめ。
個人的にはメダリストより後味が良い。

ハニーアクション(ビーブレス)

携帯性 価格 カロリー
3 4
(35g)
1
(297円)
80kcal

【味】
味はハチミツ味の1種類。ネットリ感はあるが、喉が焼けるような強さはない。

【携帯性】
マグオンとほぼ同サイズ。

【価格】
値段は高め。アマゾン、楽天でも販売有り。その他メーカーサイトからも購入できる。

【総評】
他のエナジージェルではあまり見かけない、ローヤルゼリーとプロポリスエキスが含まれている。
摂取カロリーが他のジェルと比較してやや低いのがネックか。

宮崎エナジージェル(ひょっとこ堂)

携帯性 価格 カロリー
3 5
(40g)
3
(270円)
100kcal

【味】
味は「へべす」、「マンゴー」、「日向夏」、「ブルーベリー」の4種類。
それぞれ通常版と低GIの2パターンある。
これは普通にジャム。パンに塗って食べるジャム。
ただし見た目とは裏腹に思った以上に甘いので、個人的には水がないとちょっと辛い。

【携帯性】
とても小さいので持ち運びにはとても便利。
形も上が細くなっているので、目で確認しなくても上下が分かりやすい。

【価格】
値段は高め。アマゾン、楽天、メーカーサイトからも購入できる。ちょこちょこ色々なお店や大会会場でも見かけるので、比較的買いやすいと思う。

【総評】
宮崎県のゼリー屋さんが開発したエナジージェル。
血糖値が一気に上昇しづらい低GIもあるので、ジェルを飲んで血糖値が上がり切ってからのだるさが云々の人はいいかも。(自分はそこまで繊細にできてないので気になったことはないけど)
ネットリはしてないが国産ジェルの中では味濃いめ。実は今回追加になったジェルの中ではイチバン期待していましたが、個人的には走りながら食べるにはちょっとキツイ。
エイドにあるパンやクラッカーに塗って食べると良い。

エナジーサウルスジェル(CORE PLUS1)

携帯性 価格 カロリー
5 4
(40g)
3
(250円)
132kcal

【味】
味は「南国マンゴー」、「爽快レモン」、カフェイン入りの「黒糖」の3種類。
マンゴーとレモンはかなり美味い。黒糖も悪くない。ジェル独特のねっとり感は強い方だが、なぜか味は爽やかで口に残る不快な感じがない。
甘すぎない水飴を食べているみたい。水なしでもいける。

【携帯性】
サイズ感はマグオンとほぼ同じ。

【価格】
値段は普通。アマゾン、楽天でも販売なし(2018年5月時点)。店舗でも見かけないのでメーカーサイトから直買いしました。

【総評】
アミノサウルスと同じメーカーが出してるジェル版。
上手く既存ジェルの弱点をカバーした、日本人の味覚に合わせたジェルだと思う。
カフェイン入りがあるのも選択肢が広がるので良い。

まとめ
商品名 携帯性 価格 カロリー
ワンセコンドCCD 5 2
(86g)
4
(205円)
165kcal
アミノバイタル 5 1
(130g)
4
(204円)
180kcal
ザバス 2 4
(69g)
5
(176円)
170kcal
メダリスト 4 3
(45g)
3
(266円)
106kcal
Mag-on 4 4
(41g)
1
(302円)
120kcal
メイタン 2 4
(40g)
2
(285円)
116kcal
Shotz 1 5
(45g)
4
(226円)
117kcal
PowerGel 1 5
(41g)
3
(247円)
120kcal
HONEY STINGER 2 5
(32g)
3
(264円)
100kcal
CLIF SHOT 2 5
(34g)
3
(255円)
100kcal
WINZONE 6 3
(58g)
1
(306円)
146kcal
アスリチューン 4 3
(47g)
3
(270円)
105kcal
ハニーアクション 3 4
(35g)
1
(297円)
80kcal
宮崎エナジージェル 3 5
(40g)
3
(270円)
100kcal
エナジーサウルスジェル 5 4
(40g)
3
(250円)
132kcal

ざっくり分類するとこんな感じ。

分類 商品名 おすすめ使用例 ネムネムイチオシ
キャップ式
サラサラ系
ワンセコンドCCD
アミノバイタル
ザバス
レース前後
ドロップ地点
ワンセコンドCCD
バランス型
(ジェル系)
Mag-on
メイタン
WINZONE
ハニーアクション
エナジーサウルスジェル
レース中全般 Mag-on
WINZONE
エナジーサウルスジェル
バランス型
(ゼリー系)
メダリスト
アスリチューン
レース中全般 アスリチューン
ドロ甘軽量系 Shotz
Power Gel
HONEY STINGER
CLIF SHOT
宮崎エナジージェル
レース中の
給水所やエイド
HONEY STINGER


個人的にはハーフまでなら補給なしでも問題ないと思うけど、フル以上になると補給は必須だし距離が長くなればなるほど重要度が増すと思う。

なので飽きずに補給するため、各メーカーごとに好きな味の商品を1つか2つ見つけてブランドごちゃ混ぜで持ち歩くのが個人的にはオススメ。

ぶっちゃけ効果に大きな差はないと思うので、とにかくエネルギー切れ、ハンバーノックをおこさないようストレスなく補給するのが大切だと思います。

この記事でこんなジェルもあるんだ。ちょっと試してみようかな。みたいな感じで色んな味を試し、自分にあった好みのジェルを見つけてもらえると嬉しいです。