【レースレポ④】STY 〜A2麓からA3本栖湖まで
麓エイドに到着して真っ先に探したのは富士宮焼そば。
鉄板で豪快に焼いています。
焼そば食べてると周りがザワザワ。
辺りを見渡すと男子トップのパウ・カペル選手が入ってきました。
ものすごくスピードでビビる!!
風のようにサポートエリアに入って行きました。
追っかけてるカメラマンの人達も呆然。
ここで後半に備えてしっかり栄養補給。
水を補給して大福もいただいて出発しようと準備していたら、再びすごい勢いでカペル選手が飛び出して行きました。
ここからは暗くなっちゃったのでほとんど写真は無し。
エイドを出るとジワジワ登り基調の登山道。
気づくと周りに他のランナーもいなくなり、ここからはほぼ1人走。
少し経つと明らかに違う速い足跡が聞こえます。
「コンニチハワ」と声を掛けられ、ゼッケンを見ると1番を付けた前回優勝者のディラン・バウマン選手。
キロ5くらいかな!?
慌ててグッドラックと言うと「Me too」と言ってくれました。
またしばらくすると速い足跡。
待ち構えていたカメラマンの人がアントワーヌだ!と言っていました。
うる覚えのフランス語で、「アントワーヌ!ボンヌ シャンス!!」と言ったら、フランス語でなんかいろいろ言ってくれました。
残念ながらさっぱり分からないのでウィ!と元気良く返しときます。
大瀬選手、小原選手などトップ選手が続々と来ます。
ここのパートはトップ選手の走りを間近に見ることができたし、外国人選手はみんな抜く時「コンニチハワ」って声掛けてくれるので貴重な時間を過ごせました。
トップ選手はこんな登りも走るんだろうなと思っていた登りは、実際トップ選手も走らず歩いてました。(ただ歩いていると言っても、めちゃくちゃ速い。)
UTMFのトップ選手が抜いて行く以外はほぼ1人旅。
8時間近く走っているので、だんだん集中力が無くなってきます。
慣れない夜間走なので石に躓いたりしながら進んでいると、分岐なのに矢印もマーキングもないとこに。
辺りを見渡してもやっぱりマーキングもない。
コースロストだ!!
やってしまったと思いながら慌てて来た道を戻る。
マーキングを発見できた時は安心しましたが、夜の山道でコースロストはビビりました。
それにしても端足峠は思った以上にキツイ。
高低図だと200mくらいサクッと登るだけに見えますが、体感は天子ヶ岳よりキツイ。
キツイなーと思ってるとガーミンの電池残量低下。 電池が持たないのは想定内なので充電開始!
そう思ってモバイルバッテリーを取り出すと、なぜかぶっ壊れて中身が飛び出ています。
たぶん上下運動に堪えられずぶっ壊れた。
一応充電を試みたけどやっぱりダメ。
本栖湖エイドまでは持ちそうだけど、残り1/3はペースも距離も把握できない状態で走るのかと思うとちょっと萎えます。
それでも先に進んでいると、太鼓の音が遠くから聴こえてきます。
これはエイドが近い証拠だ!
でもなぜ太鼓が!?
まさかずっと叩いてるのかと不思議でしたが、エイドに着いて納得。
ずっと叩いてくれてました。
ごめんなさい。ブレブレ(笑)。
でもホント頭が下がります。心の底から有り難い。
エイドが近いと感じられるだけで勇気づけられます。
本栖湖エイドで60km。ほぼ2/3が終わりました。
次回。本栖湖エイドからゴールまで。
続きます。