【レースレポ】STYまとめ
今回はSTY編のラスト。走ってみてのまとめというか雑感を取り留めもなく書きたいなと思います。
レースレポはこちら。
前半のの感想
スタートから天子ヶ岳まではほぼ降り基調の林道とロード。
途中で不整地の東電ゾーンはありますが、この区間はほぼマラソンと思っていいかと。
とにかく天子ヶ岳までは脚を使わない。
お祭り的な雰囲気なので周りはかなりハイペースで走りますが、それに流されないようペースを抑えることが何より大切です。
ここでペース配分間違えると後半地獄を見ます。
富士宮エイドまでの22kmをキロ6分30秒で走っても2時間23分。キロ7分で走っても2時間34分。キロ7分30秒で走っても2時間45分。
無理して走ってもほとんど差がなく、ぶっちゃけエイドでの休憩の取り方でどうにでもなるレベルなのでとにかく最初は無理しない。
92km/累積標高4100mと考えるよりも、64km/4100mのコースと考えた方がいいです。
天子ヶ岳の感想
高低図を見ると天子ヶ岳が突出してるのでここに意識が行きがちですが、序盤に現れる天子ヶ岳は想像していたよりやばい感じはなかったです。
どっちかと言うより熊森山の方がキツイけど、ここも序盤なのでここもなんとかなる。
それより天子ヶ岳のパートが終わってからも、しっかり登って降らされます。
高低図を見て天子ヶ岳以外は大した事ないと思っていたけど、実際は麓エイド越えてからの方が体感的にキツかった。
なのでフレッシュな状態で天子ヶ岳を迎え、どれだけ余力を残して麓エイドに到着できるかが大切だと思いました。
麓エイドはSTYの中で一番賑やかなので、ここで焼きそばや大福などをガツガツ食べてパッと出発できる余裕があると後半ラクかなと思います。
路面コンディションは、木の根が出ていたりガレガレで足の置き場に困るようなテクニカルで難しいことはないので、登りも降りもストレスは少なめ。
一ヶ月前に出場した新城トレイルの方が、登り降りの角度、路面コンディションなど難易度が高いので、ここのコースが大丈夫ならSTYの登り降りは大丈夫。
ただSTYが簡単なレースかというと、UTMFの完走率が72%なのに対してSTYが58%しかないことからも決して楽なコースではないと思う。
序盤のロードと林道で脚を使うなと言っておいて矛盾してるかもしれませんが、そこそこのスピードも求められます。
リザルトを見るとA2に10時間以上かけて到着した人でゴールできた人は、男女合わせて女性1人だけ。その一人も10時間3分で到着してます。
IN関門が22時50分なので関門より1時間速いですが、実質的には22時には到着しないとほぼ不可能です。
レースプランを練るうえで、麓エイド22時前着は必須だと思います。できれば22時前に麓エイドを出たい。
ここの関門に引っかからないために、ロードより山の中でのスピード。
軽いアップダウンなら走れる脚。
天子ヶ岳の登りを休まず登り切れる強さがいるかなと。
一周しないコースについて
STYなのでもともと半周だけど、、、。
諸々の事情でUTMFも今大会から富士山一周ではなくワンウェイのコースになりました。
自分も走る前は富士山一周っていう響きが好きだったので、ちょっと魅力が無くなったかなと思っていました。
ただ大会に参加してみたら雰囲気や適度に走れるコースが最高なので、一周するかしないかなんてどうでも言いと思いました。
それよりも来年は100マイルに挑戦したい!!
もう一度この大会に出たい!!
そんな気分です。
開催時期について
それに一周云々よりも雨の確率が高く台風の進路を常に気にしないといけない9月から、晴天率の高い4月後半に時期がずれたことの方が重要。
そのおかげで今回は天候に恵まれ、いろいろな場所で富士山を観ながら走ることができました。
真夜中走っていても富士山のシルエットがはっきりと見えるので、STYでも富士山は十分堪能できますよ。
この大会は富士山の周り一周よりも、走っている時にどれくらい富士山見えるかで参加している人の満足度も変わる気がします。(遠路はるばる来てくれてる外国人ランナーは特に)
4月の時期は鳥の繁殖に悪影響云々とも言われていますが、なんとか永続的にこの時期に開催できるようにして欲しいなと思います。
その他
細かい点であれっと思うこともありましたが、そこは1年半ぶりの開催なので仕方ない部分もあるのかなと。おそらく来年のUTMF/STYは今年以上に良い大会になると思います。
要望があるとしたら、持ちポイントの有効期限もあるのでUTMBのように抽選に外れた人には救済措置があるといいかなとは思います。
取り留めもなくざっくりですが、STYを走ってみての感想は以上。
これからSTYを目指そうという人、来年走ろうと考えている人の参考に少しでもなればいいかなと思います。
STY編完。