【レースレポ】安達太良山トレイル。
ようやくレースレポに辿り着いた。
コロナ禍以前は当たり前だったこの風景。
約1年振りだ。
OSJ滝川さんのマイクパフォーマンス。
なんか懐かしいな。
心なしか、いつもよりテンション高い気がする。
周りの空気もワクワク感が強めで、みんな久しぶりのレースが嬉しそう。
いつもより緊張感は少なめだけど、スタート前独特の緊張と不安と期待が入り混じったこの感情。
忘れていたものが蘇る。
そんなことを考えていると、あっという間にスタート。
スタート直後の渋滞ですら、愛おしいというか、許せるというか、悟りを開いた気分。
ユルユル登っていると、1つ目のピーク安達太良山山頂に到着。
眺望は残念ながらほぼなし。
火口も辛うじて見えるくらい。
だったけど、そこはほら。俺が山行く時はほぼ晴れるから。
絶景。
アンド絶景。
オブザ絶景。
これって温泉なの?
気温も徐々に上がってきたけど、2つ目のピーク胎内岩までは気合いを入れてガシガシと登る。
胎内岩の写真、撮ったはずなんだけどなぜかカメラロールにない、、、。
這うように岩の間を通過。
生まれて 飛び出て マタニティー!
(これでいいんでしょ。)←圧倒的な投げやり感
降りは前日の雨でズルズルのグチャグチャ。
2018年の上州武尊を思い出す。
滑りまくるのでペースは上がらないけど、怪我しないように慎重に進む。
徐々にペースを上げながら第2エイド着。
到着するとみんなが拍手で迎えてくれる。
これだよ、これ。
レースの醍醐味。
ただ好きで走ってる見ず知らずの俺を、みんなが応援してくれる。
有り難くて、嬉しくて、さすがにグッとくるものがあった。
エイドは予告通りペットボトルの水のみ。
それでも全然違和感ないからさすがOSJ。
エイドに入るとこんな感じ。
byブタロウスポーツ
3本持ってうろつくワイ。
都度ザック降ろさないといけないのが、ちょっとめんどくさいけどそれぐらいかな。
第2エイドを出ると鎖場、渡渉、ぐちゃぐちゃの水溜まりと、テクニカルなコースが満載。
避けて通っても仕方ないので、川も水溜まりも関係なしに突っ込むよ。
(なお、写真はない。)
降りは林道。
かっ飛ばせるボーナスゾーン。
スタート地点に戻ってくると、ちょうど3位の牧野選手がゴールするところ。
誰も俺に目をくれないよね、、、。
いいんだ、出発する時は滝川さんが勢いよく送り出してくれたから。
本日2度目のほん空ポイント。
ここから山頂までが長いのよ。
と思ったら山頂手前で降り突入。
歩行区間を経て、再びかっと飛ポイントの林道へ。
ここまで来たら誰かに抜かれるのもイヤなので必死に走る。
マイクの声がどんどん大きくなる。
ゴールまで無事に帰ってこれた安堵感。
そしてゴールの達成感。
滝川さんのマイク、スタッフ、ブタロウさんや観客に迎えられゴール。
ゴール直後の1枚。
byブタロウスポーツ
ゼッケン付けて山の中を走るというのはやっぱり格別だ。
キツい登り、ツラい降り、グチャグチャでスリッピーな足場、岩に脚や指をぶつけても、思いっきり転んでも、自分も奮い立たせて前へ進む。
そんな経験が出来るのはレースだからこそ。
それを乗り越えてゴールした時の感情は、言葉や文字で簡単に表せれないけど、心地良くて幸せになれる。
今回のレースは、忘れかけていた色々な感情を思い出させてくれたし、改めてレースの素晴らしさを感じさせてくれた、記憶に残るレースになりました。
開催してくれたOSJ、受け入れてくれた地元、ボランティアの方々には感謝しかない。
いきなり以前のようには戻らないと思うけど、少しずつモデルケースを積み上げて、また思いっきりレースが出来る状態になるといいな。
では、では。