【レースレポ】別府大分毎日マラソン【レース編】
いよいよレース当日。
別大は一般的なフルマラソンと違いスタート時間が12時なので朝バタバタしないし、トイレのプレッシャーもない。
のんびり7時半に起きて、うどん食べて、パン食べて大分駅出発のバスに乗りスタート地点のうみたまごへ。
完全実力主義なので、速いランナーにはスペシャルドリンクや、スタート前とゴール後の着替え場所の優遇、スタート位置はゼッケン順(持ちタイム順)などいろいろ優遇がある。
自分はカースト制度の最下層カテゴリー4なので、スペシャルドリンクなし、着替えは高崎山側のテント内か待機用バスの車内、ゴール後の着替えも1番遠い体育館内、スタート位置も真ん中辺り。
待遇良くしたければ速く走れるようになりやがれ!という無言の叱咤激励を感じる。
ただ最下層と言っても他のマラソン大会と比べたらものすごく快適。10時にはうみたまごに到着して、テントの中で寒さを凌ぎひたすら音楽聴いてストレッチして過ごしました。
トイレの数も充分過ぎるほどあるので、ここでもトイレのプレッシャーはなし。
硬派な別大はスタート前のセレモニーやゲストランナー的なのはなし、ハイタッチもなし。残り何分のカウントダウンがあって、オンユアマークの声があり、スタートの号砲が鳴るのみ。
なんかチャラチャラしてない感じが開催67回を誇る老舗の貫禄か!
そんなくだらないことを考えながら淡々とスタート。
今回の作戦はキロ4’30の5km22’30のイーブンで35kmまで行って、そこからキロ4’20できることなら4’15まで上げての3時間1桁狙い。
スタート後の渋滞もほとんどなく巡行ペースへ。周りは同じペースのランナーが必然的に多いので、走りにくさはまったくない。むしろ周りは全員ライバルくらいの感覚があるので当然気合いが入る。
別府の街並みを見ながら淡々とペースを刻んだ結果がこれ。
ドン!!まさにペーサーの魔術師(笑)。一度も22’30から落ちることなく誤差を許容範囲内。
30kmの壁を迎えてから脚に少し重さを感じましたが大きく崩れず、予定通り35kmからペースアップ出来そうでした。
そして勝負を賭けたラスト7kmがこれ!!
上げに行ったのに落ちすぎ!!まさに撃沈。別府湾に沈みました。
でも言い訳させて下さい。35kmの折り返し地点からの向かい風はハンパじゃなかった。
そのうえ風に削られ両脹脛がピキピキ。
あーこれ以上ペース上げると攣るパターンだな。そう思いながら上げてみると案の定ピキーン。
ダメだ。もう残りは攣るか攣らないかのラインを見極めながら進むしかない。
そんなことを考えながら走っていると、歩き出したり、ペースダウンして行くランナーがチラホラ。
自分も歩いてしまおうか、ちょっと止まって休憩しようか、何度も考えたけど、遅くてもいいから最後まで走り切ろうと決めて時計を見るのもやめました。
最後は気合いと沿道の声援に後押しされゴール。
フィニッシャータオルもらった時は嬉しかったー。
まとめ
【別大の良いところ】
・スタート時間が遅いので、朝ゆとりを持って過ごせる。
・トイレの数がたくさん。全然並ばなくていい。
・運営が最高。行き帰りも含めて動線がスムーズ。ストレスがまったくない。
・約2.5km間隔で給水があり、絶妙のタイミングで給水できる。(ちなみに食べ物はない)
・スタート位置がゼッケン番号順(持ちタイム順)で決まっているので、ストレスないしスタート渋滞もほとんどない。
・ほとんどのランナーがガチで走ってるので、沿道の声援に応える人も他の大会と比べて少ないにも関わらず一生懸命声援をくれる。
・他の大会にない硬派な雰囲気。
【別大の微妙なとこ】
・特になし。
・強いて言えば向かい風と低い気温。ただこれはどうしようもない。
この日は封印してたビールを解禁し、大分名物を堪能しました。
関アジの刺身とりゅうきゅう。
翌日の大分観光編に続きます。