【レースレポ】上州武尊山スカイビュー
スタートからA1まで(1:54'22)※今回はスタートからの累計タイム
3時に起きて買っておいたパンとおにぎりを食べて会場へ。
3時半には会場入りして時間も余ったので、車の中で音楽を聴きながら過ごし4時半にスタート地点へ移動。
雨が降ったりやんだりとハッキリしない天気でしたが、身体を冷やしたくなかったのでカッパ着用でスタート。
2kmくらい走ったらトレイルへ。
まずは12kmくらいかけてジワジワとアップダウンをこなしつつ、800mくらい登って最初のエイドを目指します。
スタートから一時間。まだまだ渋滞中。
地元のおばちゃんが声援を送ってくれます。
降りも撮ってみたけどブレブレ。
スタートから1時間半。もうすぐA1だけどまだまだ渋滞中。
雨もやんで身体も温まってきたので、気分良くA1に到着。
すると初上陸の群馬の地で自分の名前を呼ぶ声が。
最初は気のせいかなと思ったけど、声の方向をみると昨日会ったショップスタッフのKさんが!
マジか!!
しかも専属のサポートばりに、この後のコースの特徴や走り方を詳しく教えてくれる。
見ず知らずの一見の客の自分にガッツリサポートしてくれるなんて、こんな有難くて心強いことはない。
気分も上げてくれるから、Kさんと話すと不思議と自信が湧いてくる。
ここではパンとプラムとオレンジをいただきました。
A1からA2(5:28'04)
ここから登りがキツくなって来きます。
だんだん渋滞も解消。
やっぱり山の中を走るのは気持ちいい。この辺りから走るのも楽しくなりテンションも上がってきました。
ガスっぷりが半端ない。
あそこがピークだ!と思って撮ったけど偽ピーク。トレランあるある。
そろそろ頂上だろうと思ってから結構登りましたが、最初の難関2000mオーバーの剣ヶ峰へ無事到着。
登り切ったところで一瞬だけ青空が顔を出してくれました。
登りきってホッとできるのも束の間。横山さんやKさんが、とにかく滑るから気をつけろと言っていた剣ヶ峰の下りがやってきます。
道幅が狭いうえに驚くほど滑る。さらに雨の影響もあってツルッツル。
足が滑って踏ん張りが効かないので、力が逃げて余計な体力使うので脚がどんどん消耗していきます。
しかもロープを駆使して降ったり、降りるための脚立があったり、急斜面の岩場を手を使って降りたりとバリエーション豊か。
なんとか剣ヶ峰の降りをパスするとロードに出て下り基調に。
しばらくするとウォーターステーションに到着。ここは500mlのペットボトル1本がもらえます。
ここでもなんとKさん登場!!
いいペースだよっと声をかけてくれ、ここからのコースを詳しく教えてくれます。
あなた神ですか!?
サポートがこんなに有難いものだとは。
W1を出発してしばらく降るとスキー場の急斜面が登場。
ここを降ればA2に到着。トレランはマラソンとは違って沿道に常に人はいないけど、その分エイドなどで応援してくれる人の声援がありがたい。
エイドに入る前に装備チェック。必携品のライトのみ。
施設の中にビニールシートが敷いてあるエイドなんて、なんかUTMFみたいだなっとちょっと感動。
豚汁とおにぎりとオレンジをいただき足早に出発。
まだA2で27kmしか進んでませんが、身体も動く、調子は良い、ペースも余裕でこの時は正直このレースもらったなと思ってました。
A2からA3(10:45'18)
A2を出発するとすぐにゲレンデの登りが待ち構えます。
しかもなかなかの斜度。
登り続けると、さらに急な斜面が現れるのでゲンナリ。
途中で武尊神社があるので心の中でお参り。
途中から登山道に入り、またもや2000mオーバーの武尊山を目指します。
剣ヶ峰より武尊山の方が登りはキツい。
脚で登るというより、手を使ってよじ登るパート多数。
笹やぶを刈って作ったばかりのヒト一人がやっと通れる道とは呼べない道。足場が悪く無駄に体力を消耗します。
脚に疲労が溜まり、集中力が欠け、気を抜いた時に事故は起きる。
足の置き場所をツルツルの木の根に置いてしまい足首グニャリ。
これはかなりマズい感じ。
ただ場所は山の中。誰も助けてはくれないので自力で進むしかない。
痛みも時間が経てば治まるかもしれないと、とりあえず武尊山の頂上を目指します。
ここからは痛くて写真撮る余裕もなし。
とにかくキツかった記憶しかないです。
キツイのと痛いのであまり覚えてませんが、軽いアップダウンをこなして下りへ。
下りは相変わらずのドロドロで、膝下まで埋まるポイントがあったりと素晴らしいコンディション。
痛みをこらえてなんとかA3に到着。声援を送ってくれる人たちがたくさんいて暖かい。
うどんと豆腐を食べながら今後について考えます。
残り80kmこの足でいけるのか。
痛みが限界になるまで、行けるとこまで行こうか。
ただ痛みが悪化して動けなくなった時は、スタッフや他の選手に迷惑をかけることになる。
次のエイドまで自分だけの力で行けるかと考えた時に、痛みが悪化した時行ける自信が持てなかったのでスタッフにリタイアを申告。
ICチップを外されている時はなんとも言えない感じでした。
完走の手応えがあったので悔しいですが仕方ない。
怪我をするってことは、運もあるけど一番は自分の技術が足りなかったんだと思います。
トレランは登りも下りも走るのも技術が必要。
自分はまだまだ技術も経験も足りなかった。
まずは怪我をしっかり治して、この経験を次に活かしたいと思います。
上州武尊山スカイビュー完。