【レースレポ③】飛騨高山ウルトラマラソン【レース】
60km-70km(1:18'01/キロ7'48)
居心地の良い丹生川エイドを出発すると、すぐに100km組と70km組を分ける分岐ポイントへ。
ここではツイッター仲間で岐阜のバットマンことピロさんとハムちゃんずメンバーのひろみさんが応援してくれましたー。
お二人とはBanbaさんの伝説的な企画、「勝手にウルトラマラソン~大阪の陣~」で知り合って以来久しぶりの再開。
こんな雲ひとつない青空の日に、バットマンのコスプレはヤバイでしょー。マスクかぶってるだけでも相当暑いはず。
100km走るランナー以上にピロさんもやっぱり変態だー(笑)。
ひろみさんも全力でハイタッチしに来てくれて嬉しかった!
お二人から元気をもらい、2つめの難所千光寺を目指します。
とは言っても高低図をみると、前半の坂と比べれば全然たいしたことない。
高低図を丹生川支所で確認していたので、脚は売り切れてましたが気持ち的には余裕で挑みました。
この高低図合ってますか!?
坂の角度ヤバイんですけど・・・。
写真ぶれちゃってますが、右側のランナーの方の姿勢。分かります?まともな姿勢は維持できないくらいの急登。
ここまで急な坂は、おんたけウルトラでもなかったと思う。
こんな坂は走れないので全歩き。むしろ走っちゃダメ。確実に死ねる。
歩いて上ってるのに、心拍数がドンドン上がっていくのでキツかったです。
上りきると極楽門と三味線がお出迎え。ここは本当に天国か!とは思わなかったけど、三味線弾いてくれてるおばちゃんたちに頭を下げて108段の階段へ。
まあこの階段はたいしたことない。
写真じゃ上手く伝わらないけど、頂上からの景色は良かった。
エイドでの休憩もほどほどに先へ進みます。
この雲ひとつない青空。そして飛騨高山のコースは、これから日陰がほとんどないフラットなロードが延々と続きます。
さすが一癖も二癖もある飛騨高山。まだまだランナーを苦しめます。
70-80km(1:06'21/キロ6'38)
第4関門の国府B&G。
やはり直射日光はキツイ。しかもコースがフラットで長閑なので睡魔も襲ってくる。
エイドではひたすらかぶり水をして、眠気と体温対策。
こいつはイノシシ茶漬け。お茶漬け有りだね。
この区間ではタイムも多少戻しましたが、エイドからエイドを無意識に彷徨うゾンビのようにボーっとしながら走ります。
80km-90km(1:23'05/キロ8'18)
ラスト20km。
あと5分の1。
あとハーフマラソン1回分。
なんとかプラスに考え、エイドからエイドを彷徨います。
そして87kmくらいから始まる最後の難所。
実際そんな急でもないし、普通の状態ならキロ5分くらいで余裕で上れるであろう坂なのに。
照りつける太陽と、90km走ってきた脚に襲いかかってくる坂。
飛騨高山は最後まで楽をさせてくれない。
もう走る気力はないし、ここの坂で走ってはゴールも怪しくなるので全歩き。
90km-GOAL(1:18'33/キロ7'51)
最終関門に無事到着。
わらび餅に清見サイダーをいただきましたが、もう写真撮る気力はない。
ここまで走れば、雨降るより晴れてくれて良かったなーと思えるくらい心に余裕は出てくる。
ラスト4km。あとはゴールに向かうだけ。
そしてゴール。
ゴールでは國島高山市長が、ゴールしたランナーひとりひとりとハグをしてお出迎えしてくれます。
ここでも一人でウルトラマラソンに挑戦している人がいたのか。普通にすげーよ。
トップ選手7時間台だから、7時間くらいずっと炎天下のなか立ってハグしてるんでしょ。
これは生半可な覚悟ではなかなか出来ない。
さすが高山の外国人観光客爆発的に増やした、フットワークの軽さとトップセールスで有名なだけのことはある。
目標の10時間台はわずかに及びませんでしたが、無事に帰ってこれて良かった。
これが帰ってきてしみじみと感じたこと。
そして怪我もなく、熱中症にもならず、胃腸のトラブルもなかった。
自分の全力は出せたので、結果には結構満足してます。
着替え会場に完走メダルを忘れたことを、家に帰ってから気づいたのでメダルなしというオチもつけときました(笑)。
次は富士登山からの翌週ONTAKE100かー。
ちょっと無茶な日程入れちゃったな。
でもUTMFのためにONTAKE100は這ってでもゴールする。そして100マイルの出場権をゲットするために14時間切りだー。
飛騨高山ウルトラ完。