【レースレポ①】ONTAKE100
スタート前
今年から名称が変更になったONTAKE100。昨年まではおんたけウルトラトレイルの名前で、ランナーを苦しめ楽しませてきたレース。
なぜ今年から名前が変わったかというと、ウルトラトレイルという名称が大人の事情で使えなくなったみたい。
詳しい説明は省きますが、名称の使用を巡っていろいろあったみたいです。
会場の松原スポーツ公園には14時30分には到着。受付を済ませとりあえず車の中で仮眠をしようとしますが、普通の生活をしている自分はこんな時間には寝られず。
去年も寝られなかったので想定内ですが、音楽を聞きながらグダグダと車中で過ごします。
屋台で焼鳥ときのこご飯を買って食べたりしていると、あっという間に100マイルの部がスタートする20時に。
やっぱり100マイルに出る人たちはオーラが違う。
ほんとカッコいいなー。
スタート見送ってダラダラ準備しているうちに、スタート時間1時間前の23時。
ドロップバッグを持ってスタート地点に行くと、23時30分開始予定のコース説明が始まってた(笑)。
去年のキツかった思い出があるからなのか、1年ぶりのトレイルだからか、飛騨高山以来まともに練習してないからなのか、スタートが近づく内にどんどんナーバスに。
ゴールできるのか、胃は痛くならないか、熱中症にはならないかなど、ネガティブなことばかり考えるようになってしまい、スタート前のワクワク感を楽しむ余裕がない。
そんなネガティブなモチベーションのまま、名物の神主さんによるお祓いを受けて100kmの旅スタート。
スタート-23km小エイドまで(2:34'08)
去年の経験を活かして最初のロードはやや飛ばし気味で前に出て、林道に入ってからの登りではムリに走らず歩く作戦。
今考えるとこれが良くなかった。完走狙いの安全策じゃなく、心拍数が多少上がってキツくても坂に挑む気持ちが足りなかった。
タイムは予定通りで順調に来てるけど、どうしてもモチベーションが上がらずリタイアが頭をチラつく。
さらに夜間走行の練習をしなかった自分が悪いんだけど、ライトが暗くて足元が全然見えないので降りやフラットでもスピードが上げられない。
富士山登った時は暗いと感じなかったので、交換したアマゾン電池がダメなのか、走りと歩きでは必要な光量が全然違うのか分かりませんが、これは完全に自分のミスで準備不足。
なんとか明るいライトの人の後ろにピッタリくっつくストーカー走法で、一つ目の小エイドにたどり着きました。
OSJクオリティで小エイドは水しかないけど、暗い山の中を走ってる途中に現れるエイドには癒されます。
第1関門のトイレは数も少ないので、最初の小エイドで行っておくのがオススメ。
23km小エイド-32km第1関門まで(1:44'30)
ここからはガッツリ走れる降りメインのパートなのに、ライトが暗くてスピード出せないのとモチベーションがまだ上がらないのでチンタラ走ります。
ゆっくり走っていてもライトが使い物にならないので躓く、捻る、転ぶの三重苦。悪いのはすべて自分って分かってるだけに腹が立つ。
第1関門でリタイアするつもりで、とりあえず脚を動かします。
ONTAKEではご馳走の部類に入るおにぎりを食べながら、本当にリタイアするかじっくり考えます。
ほぼリタイアで気持ちは固まりましたが、ドロップバッグのことを思い出しやっぱり走ることに。リタイアしてもドロップバッグがスタート会場に戻ってくるのは夕方の16時頃。
ここで辞めても12時間以上待ってないと帰れない。それなら第2関門でドロップバッグ受け取ってリタイアした方が早く帰れると思い渋々走ることに。
食べ物しか入ってなければドロップバッグ諦めても良かったけど、オークリーのサングラスはさすがに捨てれない(笑)。
32km第1関門-50km小エイドまで(1:34'53)
関門を出発する頃には薄っすら明るくなってきて、ライトがいらないくらいに。
明るくなって視界が確保できたのと、ようやく身体が温まってきたのとで徐々に調子が出てくる。
写真映えしない林道が延々続きますが、次の小エイドまでは距離の割に近く感じます。
このエイドで元気のいい兄ちゃん2人組と色々話しているうちに、一緒に並走することに。
だいたい10kmくらい一緒に走ったけど、ここで引っ張ってもらえたのが大きかった。
1人がやたらポジティブで元気良かったので、自然と自分もモチベーションが上がりました。
続く。
【速報】ONTAKE100【レース】
満身創痍の身体ですが、100マイルの出場資格奪取しました。
絶対出ないけど(笑)。
ONTAKE100に向けてパッキング。
今週末はONTAKE100。
シーズン一発目のトレランレースです。
ウルトラ2本走って身体を慣らしたとはいえ、リュック背負って走るレースは去年の9月にあった白馬以来となるので、やっぱり不安。
しかも「OSJクオリティ」と讃えられるほどの、最低限の給水・給食しかない。
各エイドで水は確実にもらえます。
ただその他のスポーツドリンク、おにぎり、オレンジなどに関しては、たぶんある。
けどない可能性もある。(特に到着が遅いと、売り切れということが去年もあったらしい)
なので基本的に必要なものは自分で持って走るか、ドロップバッグに預けて、自己完結で走り切る準備が必要なレースです。
「OSJクオリティ」のエイドに加え、変化のない林道を黙々と坦々と走る修行のようなコースなので、書いてる自分もなぜエントリーしてるのか疑問に思えてきました(笑)。
ただ不思議な魅力もあるレースなので、今から楽しみです。
とりあえず忘れ物がないように、パッキング。
必要なものはこんなものかな。
ジェルは半分はドロップバッグへ。
あとはういろう、コーラ、缶詰フルーツ。
ウルトラの時も悩むんですが、ぶっちゃけドロップバッグに入れるものってあまりないんです。
まったく使わないのも不安だし、もったいない気がするので使っちゃうけど。
ういろうは米粉で出来てて腹持ちもいいし、疲れている時も食べやすいので、個人的にかなりオススメです。
15時くらいには会場入りする予定なので、気軽に声かけて下さい。かなり喜びます。
そして話は飛んで、マラソンがオフシーズンなのをいいことに、はてブロ界では麺活がプチブーム。
流行りにはすぐ乗るタイプなので、行ってきましたよ!
レース前はカーボローディングっていう言い訳もできるし。
名古屋名物、あんかけスパ。
現場からは以上です。
Tペース走撃沈。
3kmしか持たず。
本当は頑張れば5kmイケた気もするけど、あまりのキツさにメンタルがギブアップ。
3kmで終わったあと少しモヤモヤした気持ちがあったので、反省のために2kmTペース。
帳尻合わせようと思ったけど、途中で脚攣りそうになったので1kmでヘタレやめ。
結果3km+1km。
しかし、これでも7月は順調に走れてる気がする。(自分に甘い気もするが)
今日はランオフ。明日Eペース走して、翌日は富士登山。
来週は脚の疲労具合を見ながら軽く走って、ONTAKE100に挑みたいと思います。
それにしても、ONTAKE100の案内まだ来てない。
まあOSJクオリティだから、来週には届くでしょう。
それに地震の影響でコース変更等あるかもみたいなアナウンスがあったけど、それもどうなったのかな?
万が一コース短縮となると、予定していたポイントより少なくなる可能性もある。
まあそれはそれで仕方ないけどね。
今日は富士登山に向けて、ゆっくりパッキングをしようと思います。
7月はモチベーション高めにスタート。
7月1日
7月は気合を入れてトレーニングをようと、久しぶりにヤッソ800。
今回も設定タイムはサブ3目線で、800mとレスト共に3分。
結果は・・・ドン!
はい!見事に撃沈。
6月サボったツケが・・・。
5本目の途中でギブアップ。
スタート前は曇ってたのに一気に晴れて気温が上がったっていうのもあるけど、全然身体がついてこなかった。
7月2日
来週富士山を控えているので軽めにトレイル。そんな予定だったけど、折り返し地点の頂上にスマホを忘れてきたため、強制的におかわりラン。
結局10kmのトレイル。
スマホは無事発見できたので、まあ良しとします。
7月4日
天気予報通り雨なので、ランオフ。
そして今日はTペース走の予定。
キロ4分で5km。
クリアできるかなー。
今の実力を把握するためにも、とりあえずやってみよう。
週末は富士登山、翌週はONTAKE100と7月もアクティブな月になりそうです。
富士登山も舐めてかかると、エライ目に合いそうだから準備だけはしっかりやって挑もう。
ONTAKE100は、UTMF・UTMB出場のために落とせないレースなので、這ってでもゴールします。
そしてこの時期の練習がマラソンシーズンに活きてくると思うので、計画的に練習しようと思います。
7月もラン活頑張ろう!
はてブロT受付開始&注文完了。
初のオフ会に、はてブロTシャツも完成と活動が活発化してきたチームはてブロ。
はてブロTシャツの受付は今週いっぱいなので、悩んでいる人はいそいでクリック、クリック。
自分は迷わず、各カラー1着ずつ注文しました。
このTシャツを着て皇居ランとかしたい!
さつかさん、来年のUTMF・UTMBまでに例のチームはてブロフラッグもお願いします(笑)。
月曜日は走る気なかったけど、オフ会で刺激をもらったのと、オフ会後に食べたアイスと、帰りの新幹線で食べたアイスに後悔したので久しぶりに10kmのペース走。
ラスト1km追い込むつもりがスピード上げられず・・・。
やっぱ積み重ねが大事だね。
飛騨高山ウルトラ後たるんでたから、今週と来週はちょっとキツめに追い込もう。
てつさんもオフシーズンだからって余裕こいてると、取り返すのに時間かかりますよ(笑)。チーム中部の意地を見せてやりましょう!
オフ会で皆さんにアイスは危険と散々言われたので、しばらく控えます。
とりあえずONTAKE100までは。(たぶん・・・)
改めて素晴らしい会を開催してくれた幹事のバンビさん、そしてお話させていただいた皆さんありがとうございました。
【速報】はてブロ会【無事帰宅】
第一回はてブロ会楽しかったー。
みんな良い人ばかりで楽しすぎて、時間過ぎるのが早すぎ。
幹事のバンビさんありがとうございます。
ご一緒させていただいた、はてブロランナーの皆さまありがとうございました!
今日は楽しかったので、アイスを2つ食べて寝ることにします!
【レースレポ③】飛騨高山ウルトラマラソン【レース】
60km-70km(1:18'01/キロ7'48)
居心地の良い丹生川エイドを出発すると、すぐに100km組と70km組を分ける分岐ポイントへ。
ここではツイッター仲間で岐阜のバットマンことピロさんとハムちゃんずメンバーのひろみさんが応援してくれましたー。
お二人とはBanbaさんの伝説的な企画、「勝手にウルトラマラソン~大阪の陣~」で知り合って以来久しぶりの再開。
こんな雲ひとつない青空の日に、バットマンのコスプレはヤバイでしょー。マスクかぶってるだけでも相当暑いはず。
100km走るランナー以上にピロさんもやっぱり変態だー(笑)。
ひろみさんも全力でハイタッチしに来てくれて嬉しかった!
お二人から元気をもらい、2つめの難所千光寺を目指します。
とは言っても高低図をみると、前半の坂と比べれば全然たいしたことない。
高低図を丹生川支所で確認していたので、脚は売り切れてましたが気持ち的には余裕で挑みました。
この高低図合ってますか!?
坂の角度ヤバイんですけど・・・。
写真ぶれちゃってますが、右側のランナーの方の姿勢。分かります?まともな姿勢は維持できないくらいの急登。
ここまで急な坂は、おんたけウルトラでもなかったと思う。
こんな坂は走れないので全歩き。むしろ走っちゃダメ。確実に死ねる。
歩いて上ってるのに、心拍数がドンドン上がっていくのでキツかったです。
上りきると極楽門と三味線がお出迎え。ここは本当に天国か!とは思わなかったけど、三味線弾いてくれてるおばちゃんたちに頭を下げて108段の階段へ。
まあこの階段はたいしたことない。
写真じゃ上手く伝わらないけど、頂上からの景色は良かった。
エイドでの休憩もほどほどに先へ進みます。
この雲ひとつない青空。そして飛騨高山のコースは、これから日陰がほとんどないフラットなロードが延々と続きます。
さすが一癖も二癖もある飛騨高山。まだまだランナーを苦しめます。
70-80km(1:06'21/キロ6'38)
第4関門の国府B&G。
やはり直射日光はキツイ。しかもコースがフラットで長閑なので睡魔も襲ってくる。
エイドではひたすらかぶり水をして、眠気と体温対策。
こいつはイノシシ茶漬け。お茶漬け有りだね。
この区間ではタイムも多少戻しましたが、エイドからエイドを無意識に彷徨うゾンビのようにボーっとしながら走ります。
80km-90km(1:23'05/キロ8'18)
ラスト20km。
あと5分の1。
あとハーフマラソン1回分。
なんとかプラスに考え、エイドからエイドを彷徨います。
そして87kmくらいから始まる最後の難所。
実際そんな急でもないし、普通の状態ならキロ5分くらいで余裕で上れるであろう坂なのに。
照りつける太陽と、90km走ってきた脚に襲いかかってくる坂。
飛騨高山は最後まで楽をさせてくれない。
もう走る気力はないし、ここの坂で走ってはゴールも怪しくなるので全歩き。
90km-GOAL(1:18'33/キロ7'51)
最終関門に無事到着。
わらび餅に清見サイダーをいただきましたが、もう写真撮る気力はない。
ここまで走れば、雨降るより晴れてくれて良かったなーと思えるくらい心に余裕は出てくる。
ラスト4km。あとはゴールに向かうだけ。
そしてゴール。
ゴールでは國島高山市長が、ゴールしたランナーひとりひとりとハグをしてお出迎えしてくれます。
ここでも一人でウルトラマラソンに挑戦している人がいたのか。普通にすげーよ。
トップ選手7時間台だから、7時間くらいずっと炎天下のなか立ってハグしてるんでしょ。
これは生半可な覚悟ではなかなか出来ない。
さすが高山の外国人観光客爆発的に増やした、フットワークの軽さとトップセールスで有名なだけのことはある。
目標の10時間台はわずかに及びませんでしたが、無事に帰ってこれて良かった。
これが帰ってきてしみじみと感じたこと。
そして怪我もなく、熱中症にもならず、胃腸のトラブルもなかった。
自分の全力は出せたので、結果には結構満足してます。
着替え会場に完走メダルを忘れたことを、家に帰ってから気づいたのでメダルなしというオチもつけときました(笑)。
次は富士登山からの翌週ONTAKE100かー。
ちょっと無茶な日程入れちゃったな。
でもUTMFのためにONTAKE100は這ってでもゴールする。そして100マイルの出場権をゲットするために14時間切りだー。
飛騨高山ウルトラ完。
【レースレポ②】飛騨高山ウルトラマラソン【レース】
30km-40km(1:06'34/キロ6'34)
29キロ地点のカクレハキャンプ場を意気揚々と出発。
しかし出発してすぐ飛騨高山ウルトラの壁が待ち受けていました。
今まで上ってきた坂とは比較にならない、倍はあろうかという坂。しかもつづら折りになっていて、頂上が全然見えない。
おんたけウルトラのコースとそっくり。
図でいうとここの部分。
これが本当の飛騨高山か。さすが噂通りのキツイ坂だなと思いながらも、まだ体力はあるので走って上ります。
周りのランナーもまだ誰も歩かない。
そんな中、自分がウォーカー1号になるのは嫌だったので必死に走ります。
エイドを出発して3kmくらい登ったあたりかな。後ろから尋常じゃないスピードで登ってくるランナーが1人いました。
スピード速いから呼吸も乱れてるんだけど速い。
そして端から見ててもキツそうだけど、決してスピードを緩めようとせず誰よりもこの飛騨高山の坂と向き合い戦っているランナー。
すげぇなーと思いながら自分も負けてられないと、気合をもらい歩きたくなった気持ちを抑え走ります。
ふと走りながら、ノースリーブのシャツにアームカバー、ピアス、マンタレイのウエストバッグ、そして雰囲気を総合すると、はてブロサブ3ランナーのみそさんじゃないかなと。
ウエストバッグ探してて、最近みそさんの記事読んだばっかなんだけどどーも似てる。
上り切ったエイドで意を決して、みそさん風のマンタレイバッグのランナーに話しかけてみました。
まあ違っても頭のおかしいウルトラランナーが、坂にやられて訳の分からんことを話してるだけだろう程度にしか思われないだろうし。
結果はやっぱりみそさん。
めちゃめちゃイケメンで、いきなり話しかけても気さくに対応してくれるナイスガイ。
食べかけのバナナの手をわざわざ拭いて、ガッチリ握手してくれました。
ゴール後もお会いできたし、またどっかで一緒になれるといいなー。みそさんありがとうございました!!
第二関門の飛騨高山スキー場。
ここでは甘酒や味噌汁があったけど、ごめんなさい。ウルトラで汁系はちょっとキツイ。
冷たいポカリと水で水分取りたいから、汁物はちょっと飲めない。
登ったあとにやってくるのは当然下り坂。延々と10km続く下りがやってきます。
個人的には上りより下りの方が苦手で、この下りで太ももの筋肉は使い果たしました。
だいたい自分の場合、余裕がなくなってくると写真の数が減ってくるので分かりやすい。
40km-50km(53'20/キロ5'20)
天気良すぎるよー。
景色良かったので、上り坂を後ろ向きに。
この区間タイムだけ見ると速く感じるけど、ほとんど下ってたのでそれを考えるとかなり遅い。
なんだろ。ブレーキかけ過ぎなのかな?下りはホント難しい。
50-60km(1:09'35/キロ6'57)
ドロップバッグを受け取れる丹生川支所に到着。しかし脚が重たい重たい。
心肺系はまったく問題なし。胃腸も元気でどれだけでも食べれる。ただ長い坂で太腿の筋肉が閉店。
トマト入ったそうめん。
しそゼリー。クエン酸たくさん入ってるって言われたので、とりあえず3個食い。食べやすい、美味しいでこれは良かった。
名物飛騨牛。
ドロップバッグではジェルだけ入れ替え。
誰かが飛騨高山の前半は上りと下りしかないって言ってたけど、ほんとにその通り。
ここからまだフルマラソンの距離残ってるのに、筋肉限界でかなり辛かった。
エイドは賑やかでハイタッチ部隊いたり、ブラスバンドがいたりと元気もらったけど、ここを出発するとすぐ2つめの難所、千光寺の坂がやってきます。
次回へ続く。
【レースレポ①】飛騨高山ウルトラマラソン【レース】
飛騨高山ウルトラマラソンから3日経ち、筋肉痛もだいぶ治まってきました。
ただ月・火曜は階段の登り降りも辛く、日常生活に支障をきたしまくり。
やっぱ100kmは一日に人間が走っていい限界を超えてるな。それは今回確信しました。
目標の11時間は切れませんでしたがタイムはまあまあだったので、いつもブログを読んで下さってる皆さんは、それなりで走り切れたと思ってるかもしれませんが今回のレースは本当にキツかった。
今までのレースで1番キツかったかもしれません。
前半20km以上ひたすら続く登りと、登った分を約10kmかけて一気に下るコースにやられました。
60km手前のドロップバッグポイントの丹生川支所で脚は完全に売り切れてしまい、残り40kmはひたすらガマンの走り。
筋肉もメンタルもボロボロになりながら、なんとかゴールできたレースです。
潰れてから長かったのでタイム以上に、辛くてシンドかった。
このコースを初ウルトラで完走したてつさんは本当にスゴイ!
スタート前にお会いできなかったので申し訳なかったです。その分月末よろしくお願いします。
それではさくさくっとレースレポ。今回は写真多めです。
0km-10km (52'48/キロ5'16)
スタートは4時45分。この時はまだ雲もあり半袖では肌寒いくらい。
スタート直後の軽い坂を上って下ればランナー同士の間隔も広くなり、すぐに走りやすくなりました。
ポクポクと市街地を走ったら、観光名所の古い町並みへ。
ここは幅が狭め。
沿道では地元の人が横断幕作って応援してくれてます。
古い町並みを抜けると、一つ目の難所美女高原と飛騨高山スキー場へ。
この曇った感じ最高。このままの天気で1日終わればどれだけ楽だったか。
緩走怪我無(かんそうきがん)と読むらしい。こういうの見ると地元に根付いた、愛されてる大会だなーと感じます。
ありがたや、ありがたや。
10km-20km(55'02/キロ5'30)
これから坂に入っていきますが、ここで「高低差100m以内は坂とは言わない」の名言を残した飛騨高山の簡単なコース説明。
コースの難所は全部で3ヶ所。
10kmから50kmまでの40kmをジワジワと上って、ギューンと下る坂。
57km地点でドロップバッグを受け取り、心も身体もリフレッシュしたあとやってくる千光寺の上り坂。
88km過ぎに来る清見の坂。ここは高低差は大したことないけど、ウルトラの終盤に現れる坂としては十分過ぎるほどの勾配。
こんなのドMで変態じゃないと出場しようと思わないし、まともな神経してる人はこんなコース設定しないはず(笑)。
コースディレクターはウルトラランナーは何が好きで、何を求めているかを良く熟知してるんじゃないかなー。
基本的に2万円近いお金を払って100km走ろうなんていうちょっと頭がおかしい強者は、キツいとか累積標高何千メートルとかが大好物。
そういうコースほど挑戦してみたくなる人多いから、ウルトラランナーの生態を良く知ってるなーと関心しながら走っていました。
これがオールフラットの普通のコースだったら、間違いなく俺は走ってない。
飛騨高山のコースヤバイ、千光寺の坂ヤバイという噂が自分の出場を後押ししました。
決してアクセスが良いとは言えない高山まで全国各地から100km走るために集まって来るのは、ウルトラランナーの何かをくすぐるコースだからかなと思います。
こんな事を考えながら、前半はひたすら坂を登ります。
こんな坂はまだまだ序の口。
クドイほどジワジワと続く上り坂。
この時間は涼しくて走りやすいのが、せめてもの救い。
美女高原までの登りは、序盤ということもなり難なくクリア。
トマトジュース。
りんごジュース。もちろん両方飲む。どっちも濃厚で美味い。けどトマトジュースは走ってる時にはちょっとキツかったかな。
美女高原のエイドを出るとすぐ下り。第一関門の道の駅ひだ朝日村へ。
この辺りから雲もなくなり、お休みならいい感じの天気に。ウルトラランナーにとっては、日差しが気になる天気に。
20km-30km(1:01'27/キロ6'08)
7時前には第一関門の「道の駅ひだ朝日村エイド」に到着。まだまだ全然余裕で、エイドの給食も楽しく食べれます。
パンとおにぎり。もちろん両方食べる。おにぎりのサイズ感が、ちょうど良くてサイコー。
よもぎうどん。これが今回のエイドで1番の美味しかった。冷たくてコシがあってめちゃ美味い。
1杯でやめるつもりが美味しかったので、3杯も食べじゃいました。それぐらい美味かったのよ。
エイドを出発する時は、気合の入ったおばちゃんが激を飛ばしてくれます。
長閑な田園風景。空気も美味しいし、自然の中を走れるって贅沢。
「あんばよう、いきないよー」と方言でおばちゃん達が応援。
きっとランナー全員が通過するまで、ずっと立ちっぱなしなんでしょう。ホント頭が下がるわ。
ジリジリと上り坂が続きますが、これぐらいの上りは問題なく走ってクリア。
カクレハ高原のキャンプ場に到着し、火畑そばをいただきます。
謎のゆるキャラ登場。とうもろしかな?名前は高根こん太。
飛騨高山の坂キツイっていっても走れないほどの斜度じゃないし、こんなの大したこと無いじゃん。
みんな大袈裟だよ。そんな舐めたこと考えてましたが、ホントの飛騨高山はここからでした。
次回に続きます。